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escape from reality

―社会人の日常

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2008.09.07/Sun  00:29:32

ロマンシエ『“文学少女”と神に臨む作家―ロマンシエ―・下』

本 編 完 結 。

独断評価:★★★★★

ネタバレ大有りなんで、続きを読むからどぞ。



.
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1988.12.24/Sat  12:24:07

作家『“文学少女”と神に臨む作家―ロマンシエ―・上』

い よ い よ 最 終 章 。

ところで今巻はミステリーというよりもホラー。
そしてビター9割スイート1割な感じでした。

遠子先輩「どうして、書かないなんて言うの!?」
流人「オレが書き手になって物語を作ります。」


心葉に向けて放たれる2人の言葉。
遠子先輩のは心葉にとって裏切りともいえる言葉。

そして流人はこの台詞通り今回動く動く。
これまでの暗躍(違)とは次元が違う。
人脈・情報網共に豊富で、こいつが敵に回ると怖いんだろうなと以前から思ってたのですがここまでとは。
とにかく心葉は翻弄されるばかり。

「ずっと井上の側にいるっ」


まるで天使か女神のようなななせの言葉。
弱った心葉には心強すぎるななせの言葉。
心葉×ななせ派には嬉しすぎるななせの言葉。

遠子先輩に流人、そしてななせもそれぞれキャラにパワーがありすぎる。
そんな中、主人公である心葉はいつも以上にヘタレてます。
もっとも中盤はいつもヘタレてることを考えれば、上下巻に分かれているヘタレ期間が長いのは仕方ないと言えば仕方ないんだろうけれど。そしてヘタレてこその心葉でもあるのだけど(笑
ま、でも殴りたくなるのは仕方ないよね。

と、いうか。
5巻以上に生き殺し状態な締めで泣きたくなった。
続きが気になる人は下巻が出るまで買うのは控えたほうがいいかと(笑

独断評価:★★★★★

2008/5/01(Thu)
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1988.12.24/Sat  12:24:06

水妖『“文学少女”と月花を孕く水妖―ウンディーネ―』

面 白 さ 絶 好 調 。

感想を書くため、5巻に引き続き再読。
結末は勿論覚えてるんだけど、そこに至るまでの過程の段階で1度目とはまた違った面白さを味わいながら読んでました。
しかし感想書くためとは言え、こんな短間隔で全ページを再読するって初めてなんじゃなかろうか。はまりすぎだろ、俺。


今巻の始まりは夏休み中の心葉が麻姫先輩の別荘に、半ば無理矢理に召還されるところから。作者曰く、番外編らしいのですが最後の最後でガツンと不意打ちを食らった。
序盤からずっと遠子先輩の不安げな描写を出しておいてこの引きか!やられた!みたいな。それから、ななせENDが確定したことについては素直に喜びたいと思います。

4巻、5巻と微妙に、あくまで微妙に影の薄くなってた遠子先輩はこの巻大活躍。
想像という名の謎解きはもちろん、不安げだったり、ヤキモチ焼いたり、本についての蘊蓄を垂れたり・・・と遠子先輩の魅力を余すとこなく書いた巻といって過言ではないと思う。私服姿も出たしね!
それでもななせ≧遠子先輩なのは変わらないのですが。

気になったことが一つ。
ラストで麻貴先輩といた人が○○○であるとするならば、3巻以降の○○○の行動にちょっと疑問が湧く・・・。結婚したってのは実は●●●だったりするのか?んー。


今回取り上げられた作品は泉鏡花の『夜叉の池』・『草迷宮』・『外科室』の3作品。
  ・高2の頃まで名前から女の人だと思ってました。(wikiで写真見て驚いた)
  ・草迷宮をドロップアウトしてしまった経験あり。(文体がどうしても)
  ・外科室はなんとか読んだんだけど、よくわからないけど儚いな、というのが素直な感想。
6巻を読んでからなるほどと思ったことも多々あって、時間が経ってからまた読もうかな、とは思いました。

今巻も最高に面白かった“文学少女”。
そしてまさに1粒で2度おいしいという演出はビビった(笑
今月発売される【卒業編】が楽しみでしかたない。

2008/04/18(Fri)
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1988.12.24/Sat  12:24:05

巡礼者『“文学少女”と慟哭の巡礼者―パルミエーレ―』

怒 涛 の 展 開 。

5巻。
読んでから随分間が空いてたので再読しました。
最初に読んだ時とはまた違う楽しさがあって、夜中に一気に読み抜きました。
これ、1度ではなく何度も読むことをお勧めします(笑
それでは(多少のネタバレ含む)感想↓

相変わらず素晴らしい。1巻以降、益々傑作の度合いが高まってるのでは。
3巻は芥川君・4巻はななせ、そして今回はとうとう心葉がメインの物語。
ついに1巻から描写されていた心葉のトラウマである美羽と対峙する話でした。

ななせといい感じで進む序盤は普通にニヤニヤもの。
しかし、心葉のトラウマである朝倉美羽の登場からは一変。
ヘタレなトラウマのある心葉によって、芥川君とは友情に亀裂が入り、ななせを傷つけてしまったりとハラハラしっぱなし。
この辺りを読んでると、一時的にでも心葉が嫌いになること間違いなし(笑

ただこんなどうしようもない状況を変えられるのが、“文学少女”こと遠子先輩。
後半の展開は、本当に、色々な意味で、心震えた。


今回のテーマは『銀河鉄道の夜』。言わずと知れた宮沢賢治の名作。
中学の時に一度読んだけれど、もうさっぱりだった記憶しかない(笑
ただこれを読んだ後に、もう一度読んでみると案外すんなり受け入れられて自分で驚いた。
感想なんかはカットするけれど、やっぱり【純文学】と呼ばれるものは触れておいて損はないと思う。

そして、この巻の引きはある意味で最悪だ。
えっ?いや、確かにそうだろうけど、えっ?みたいな(笑

2008/04/15(Tue)
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1988.12.24/Sat  12:24:04

天使『“文学少女”と穢名の天使―アンジュ―』

お も し ろ す ぎ て ど う し よ う 。

今回はかなり前に進んだ感じ。
作者があとがきで、琴吹ななせのことを書かずに本題に入っちゃったらかわいそうじゃないっ的なことを書いてたんだけど、それ抜きで今回は必要な話だったと思う。ってことで↓

冒頭でも書いたように、今回は少し歩みを緩めて心葉とななせの距離が近づく話。
例によって序盤はほのぼの~とした、ただ重要なのは受験勉強で遠子先輩不在の中で話が進んでいくということ。
放課後に遠子先輩のおやつを書く時間はななせとの資料整理に充てられるわけで、さすがはななせメイン(笑

もちろん今回も中盤からだんだんと重い話になっていく。
毎度思うんだけど、学校・学生という狭い範囲で事件が起こりすぎるのはどうかなと。
ただそれを除けば悲しいく暗い「物語」の中にも僅かだけど救済が入る、本当に私的にツボすぎる展開なのですが。
更に今回は登場人物達も前進したこともあり、清々しいとまではいかないけれどいいラストだった。

そして気になる気になる引きの一文。
これからは、メインキャラ総動員の話になっていきそう。
きっと全員が何かしら傷つき、そして救われたりもしそうだけれどラストはどうなるのやら。
最後はハッピーエンドが良いなとも思いつつ、まぁどんなラストでも救いがあればいいかとも思ったりも。
これからも楽しみだ。


2007/10/07(Sun)
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1988.12.24/Sat  12:24:03

愚か者 『“文学少女”と繋がれた愚か者―フール―』

これ書いてるのは 4 巻 読 了 後 。
ほんと、一度ハマるとやばいやばい。

と言うわけで↓

いずれ「物語」に深く関わるんだろうなとは思っていたけど、まさかこんな形で関わろうとは、といった感じ(ドンナ
今回は主人公・心葉の友達に[なった]芥川君の「物語」。
心葉も芥川君も心の中に深い闇・悩みを持っていて、それを遠子先輩の企みによる劇によって、2人とも前に進んでいく。
終盤の2人が友達になるシーンはほんとによかった。
特にこれまで深い関係を拒絶してきた心葉にとってはかなり大きな一歩ではないかと。
それにしてもかなり不憫な扱いな琴吹さん。
これまでよりは見せ場も心葉との絡みがあったと言えどもあれはなぁ。
心葉のようにここまで鈍い人間は、現実にいるのやら。(4巻はそんな不憫な琴吹さんメインの話だったんだけれど)

それはそうとて、今回も終盤は見事だった。
演劇という本当の舞台で見せる遠子先輩の[想像]シーンは迫力がある。
しかもこの最大の見せ場後に、もう1つ笑えるシーンがあるのには感服する。
構成の妙だね。

今回の引用は武者小路実篤『友情』から。
因みに作中の演劇の題目もコレ。
ま、読みたくなったのは言わずもがな。
それより面白かったのが、遠子先輩が『友情』について蘊蓄を垂れるシーン。
「・・・ページを埋め尽くすほどの長台詞が出てくることもしょっちゅうだけど・・・」と語ってるけど、まさにこの見開き1ページ殆ど遠子さんの長台詞(笑
これは意識して書いたのかちょっと気になる。
他の巻に比べて「」の量が多かった(演劇シーン除いても)気もするし、やっぱり意識したのかな。

そして未だに見えてこない心葉の過去。
美羽という少女とのエピソードはいつあるんだろうか。
そしてそれが本題に食い込んできた時、心葉にはどんな苦しみが待ち受けてるのか。
救いはあるのか、などなど色々気になることばかり。今後の展開が楽しみだ。


2007/09/25(Tue)
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1988.12.24/Sat  12:24:02

幽霊『“文学少女”と飢え乾く幽霊―ゴースト―』

今回も、最 高 に 面 白 か っ た 。

1巻同様序盤はゆる~いコメディ風味、そして終盤の展開には圧倒されるばかり。
今回の「物語」の登場人物たちは一段と激しい想いを持っていて。
終盤の痛ましいまでの告白はかなり響いてくるモノがある。
哀しいエンドだったけれど、美しい物語だった。
エピローグは格別。

1巻から語られる主人公、心葉の過去も少しだけ明らかに。
まだ殆ど関係性は見えてこないけど、作中でしっかり語られるのはいつなのやら。
なんにしてもいずれはしっかり本題に食い込むはずなので、どんな「物語」になるのか今から楽しみ。

そして、2巻の引用はエミリー・ブロンテ著『嵐が丘』から。
以前から名前と、なかなかに悲劇的な内容(調べてみたら『リア王』『白鯨』と共に英語文学の三大悲劇だとか)ってのは知っていたけれど読んだことはなかった。
何故かって、簡単にいえばバッドエンド基本的に嫌いなもので(最後に少しでも救済が入るならば可)。

けれど1巻の『人間失格』同様、これまた読みたくなるような書き方をしてくれる。
それにエミリー・ブロンテの本がこれ一冊しか無いってのにも、またそそられる。
その内借りてきて読もうと思う。読めばまた、この“文学少女”をより深く楽しめると思う。


2007/09/21(Fri)
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